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私の父は一言で言えば、「お人好し」、「お調子者」、でとてもひょうきんな人で、私にはよく口癖のように言って聞かせていた言葉があります。
「人を騙す人間にはなるな、騙すくらいなら騙される人でいい」と「世の中…
私の父は一言で言えば、「お人好し」、「お調子者」、でとてもひょうきんな人で、私にはよく口癖のように言って聞かせていた言葉があります。
「人を騙す人間にはなるな、騙すくらいなら騙される人でいい」と「世の中…
なんとか回りの方達に支えられ高校は卒業できましたが、これからは仕事に集中できると思った矢先、大きな試練が待っていました。
バブル景気の末期、卒業とともに日本のバブル経済は崩壊しました。
バブル崩壊とともに…
当時の私の担任はそれまでは進学校の学年主任をしていたそうで勝手の違いに戸惑っていたように思います。
私のいた定時制高校に通っている生徒大半は、昼間仕事をしている人間がほとんどで高校生ではありますが社会人…
私が尊敬し、頼り、現場に復帰し、今までとは違いその傍らで手伝いではなく一緒に会社を盛り立ててくれると信じていた師匠が去り、そこからはいろんな意味で職人として、社会人として、一人の個人として成長して行く…
忙しく仕事をいていながらも、従業員さんへの指示、外注先への発注、組立部との連携、毎月2回の生産会議、その他諸々を自分でもビックリするほどにこなせていました。
とはいえ人材不足は相変わらず補えず遅くまで残…
私の記憶が正しければ、私が師匠の下で働くようになってから一度も休んだことのない師匠でしたが、その日は珍しいことに師匠が出勤してこず心配していました。
午後になって師匠が会社に顔をだし聞かされたのが癌でし…
仕上場で普段、常に補助していたのは一緒に作業していた女性社員のかたでしたが
あの日以来それは私の仕事になり、常に師匠の作業を傍らで見て、盗むチャンスに恵まれる様になりました。
師匠の口癖は「わしは鳥やけん…
最初はお手伝い程度で忙しい時のみのヘルプ要員みたいな感じでしたが、ここでの作業は当時の私 からすれば
天国みたいに感じていたかもしれません
ただただ単調な作業から一転、とにかく忙しく8時間の作業時間があっ…
父の工場に勤めて一月ほどして、周りの職人さん達から少しづつですが
機械の使い方など教えてもらうようになりました。
「職人さん」 と聞くとカンナに金槌、ノミだとか持って職人ならではの技みたいなイメージがあると…